こんにちは! 単語登録エバンジェリストのヨスです。
単語登録をするときに、あえて余分な1文字を追加して単語登録するという方法があります。
単語登録の基本は短い「読み」に登録することなのに、なぜ1文字を追加するのでしょうか?
本記事では、1文字を追加して単語登録するという裏技を紹介します。
このページの目次
なぜ1文字を追加して単語登録するの?
では、なぜ1文字を追加して単語登録するのでしょうか?
それはズバリ、変換候補が競合するのを防ぐためです。
たとえば、わたしが1文字を追加するときにもっとも使う;(セミコロン)で理由を紹介しましょう。
「じゅうしょ」に自分の住所を単語登録するのはNG?
「自分の住所(例: 東京都単語区登録町1-2)」をじゅうしょに単語登録するという方法はメジャーですよね。
単語登録例
- 東京都単語区登録町1-2
- じゅうしょ
この方法を使うと、次のような文章を入力するときに困ります。
文章例
私の住所はこちらになります。
東京都単語区登録町1-2
「住所」と「東京都単語区登録町1-2」を使いたいときですね。
どちらもじゅうしょに単語登録されていると、次のように選ぶという作業が発生します。
住所
- 住所
- 東京都単語区登録町1-2
- 重所
- 重処
- 重書
- 重署
1文字を追加することで入力を分けられる
そこで1文字を追加するという方法です。
たとえば東京都単語区登録町1-2を出すためにじゅうしょ;で登録するとどうでしょうか?
単語登録例
- 東京都単語区登録町1-2
- じゅうしょ;
次のように、2つの単語を別々の「読み」で入力することになるので、変換候補から選ぶ作業がなくなるのです。
単語 | 読み |
---|---|
住所 | じゅうしょ |
東京都単語区登録町1-2 | じゅうしょ; |
1文字入力する文字が増えても、結果的には入力する時間が短縮されることになります。
1文字を追加して単語登録する方法
では、1文字を追加して単語登録する方法を3つ紹介します。
1文字を追加して単語登録する方法
記号1文字(セミコロン)を追加して登録
わたしが一番オススメしているのは「;(セミコロン)」や「@(アットマーク)」のような「記号」を追加して登録する方法です。
たとえば、次のように登録します。
単語登録例
- info@example.com
- めあど;
セミコロンをオススメしている理由は、非常に押しやすい位置にあるのに活用されていないことです。
詳しくはセミコロンを活用する方法をご覧ください。
ちなみにこの方法は、言葉の「裏面」を登録するときに活躍しますよ。
この方法はApple純正の日本語入力プログラムでは使えません。記号を「読み」に使えないからです。
アルファベット1文字を追加して登録
アルファベット1文字を追加して登録する方法もあります。
たとえば、次のように2つのメールアドレスを使い分けるときに便利です。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
info@example.com (個人アドレス) |
めあどj | 「jibun(自分)」の略である「 j 」を追加 |
kaisha@example.com (会社のアドレス) |
めあどk | 「kaisha(会社)」の略である「 k 」を追加 |
アルファベットは記号よりも意味を持たせやすいので、いろいろな使い分けができそうですね!
「読み」にアルファベットを追加して単語登録する方法もご参考に。
数字1文字を追加して登録
記号、アルファベットだけでなく、数字を追加する方法もあります。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
info@example.com (メインのアドレス) |
めあど1 | 「メインで使っている」という意味合いで「 1 」を追加 |
kaisha@example.com (サブのアドレス) |
めあど2 | 「サブで使っている」という意味合いで「 2 」を追加 |
詳しくは「読み」に数字を追加して単語登録する方法をご覧ください。
まとめ
今回紹介した1文字を追加して単語登録する方法ですが、パソコンを使うすべての日本人に知ってほしい技です。
この技を思い浮かんだときに「自分ってすごい!」と自画自賛したほど(笑)。
変換候補を減らすことが単語登録では重要なので、ぜひ競合する変換候補をなくする方法もご覧くださいね。