スマホ版ATOKで単語登録・削除・訂正をする方法

スマホ版ATOK
ヨス

執筆者

ヨス(矢野洋介)
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)、『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。Yahoo!ニュースTech Team Journalでも執筆中、Schoo(スクー)講師

本記事では「スマホ版ATOK」で辞書登録をする方法を紹介します。

スマホ版ATOKのアイコン
スマホ版ATOKのアイコン

削除する方法訂正する方法単語登録のショートカットも紹介していますよ。

パソコン版ATOKでの単語登録のやり方はこちらで解説しています。

スマホ版ATOKで辞書登録をする方法

スマホ版ATOKで辞書登録する方法は次の2つです。

簡単なやり方から順番に紹介していきますね。

「キーボード」から辞書登録する方法

1つ目の方法が「キーボード」から辞書登録する方法です。

ATOKで文字を入力できる状態にする

最初に、ATOKで文字を入力できる状態にします。

たとえばメモアプリを開いたり、「検索」を開いてもかまいません。

ここでのポイントは、入力するためのキーボードが出現することです!

キーボードが出現していればどんなアプリでもOK

iPhoneの場合は左下にある「地球マーク」からATOKのキーボードに変更できます。

「ATOKのロゴ/あA1」をタップ

iPhoneの場合は、左下にある「ATOK」のロゴをタップしましょう。

左下の「ATOK」のロゴをタップ
左下の「ATOK」のロゴをタップ

すると、ATOKのメニューが現れますよ。

Androidの場合あA1キーを長押しします。

メニューから「単語登録」をタップ

出てきたメニューから「単語登録」をタップします。

メニューから「単語登録」をタップ
メニューから「単語登録」をタップ

「開く」を選択(iPhoneのみ)

iPhoneの場合は、ウィンドウがパッと出てきます(Androidの場合は出ない)。

ATOKアプリを起動して単語登録画面を表示します。」と書いてあるので「開く」を選択しましょう。

「表記」と「読み」を決めて入力

辞書登録のウィンドウが現れるので、「表記(単語)」と「読み」を決めて入力します。

「表記」と「読み」を決めて入力
「表記」と「読み」を決めて入力

上の例ではおつと入力するとお疲れさまです。に変換されるように設定していますよ。

さらに、その下にある欄で品詞を設定すると入力がスムーズになりますが、ほとんどの場合は「一般名詞」のままでOKです。

「完了」をタップ

iPhoneの場合、右上にある「完了」をタップすれば登録できます。

「完了」をタップ
「完了」をタップ

「完了」すると設定画面に移行します。

Androidの場合は「登録」というボタンを押します。

【連続で登録する場合】「単語一覧」を選択

もし、連続でほかの言葉も登録したい場合は、設定画面にある「単語一覧」を選択しましょう。

「単語一覧」を選択
「単語一覧」を選択

すると、次のような画面になるので右上にある「+」を押します。

右上の「+」をタップ
右上の「+」をタップ

あとはさきほどの入力画面になるので、「読み」と「表記(単語)」を登録するだけです。

「ATOK」アプリのアイコンから辞書登録する方法

今度は、スマホ版ATOKのホーム画面にある「ATOK」アプリのアイコンから辞書登録する方法を紹介しましょう。

スマホ版ATOKのアイコンをタップ

ホーム画面にあるアプリ「スマホ版ATOK」のアイコンをタップして開きます。

スマホ版ATOKのアイコン
スマホ版ATOKのアイコン

「単語登録・定型文登録」をタップ

単語登録・定型文登録」をタップしましょう。

単語登録・定型文登録
単語登録・定型文登録

「単語登録」をタップ

続いて「単語登録」をタップしましょう。

「単語登録」をタップ
「単語登録」をタップ

「表記」と「読み」を決めて入力

辞書登録のウィンドウが現れるので、「表記(単語)」と「読み」を決めて入力します。

「表記」と「読み」を決めて入力
「表記」と「読み」を決めて入力

上の例ではおつと入力するとお疲れさまです。に変換されるように設定していますよ。

「完了」をタップ

iPhoneの場合、右上にある「完了」をタップすれば登録できます。

「完了」をタップ
「完了」をタップ

「完了」すると設定画面に移行します。

Androidの場合は「登録」をタップします。

【注意】文字から辞書登録できない

iPhoneの場合、辞書登録したい文字を選択して「長押し」すると「ユーザー辞書」という項目が出ますが、ここからはATOKに単語登録できません。

「ユーザ辞書...」をタップ
「ユーザ辞書…」をタップ

ここで登録したものはiPhoneの純正IMEに登録されます。

スマホ版ATOKで動詞の辞書登録をする方法

スマホ版ATOKで、動詞のように活用する単語を登録する手順を紹介しましょう。

「ATOKのロゴ/あA1」をタップ

iPhoneの場合は、左下にある「ATOK」のロゴをタップします。

左下の「ATOK」のロゴをタップ
左下の「ATOK」のロゴをタップ

すると、ATOKのメニューが現れます。

Androidの場合あA1キーを長押しします。

メニューから「単語登録」をタップ

出てきたメニューから「単語登録」をタップします。

メニューから「単語登録」をタップ
メニューから「単語登録」をタップ

「表記」「読み」「品詞」を決めて入力

辞書登録のウィンドウが現れるので、「表記(単語)」と「読み」、さらに「品詞」を決めて入力します。

たとえば次の例では「単語登録たんごとうろ」という架空の動詞を登録しています。

動詞の活用を登録
動詞の活用を登録

③の品詞を入力する欄がポイントです。

単語登録たんごとうろ」という動詞の場合は「単語登録たんごとうろかない」「単語登録たんごとうろきます」のように活用するので、「カ行五段活用」を選択します。

「完了」をタップ

iPhoneの場合、右上にある「完了」をタップすれば登録できます。

「完了」をタップ
「完了」をタップ

「完了」すると設定画面に移行します。

Androidの場合は「登録」をタップしましょう。

スマホ版ATOKで登録した単語を削除する方法

スマホ版ATOKで辞書登録した単語を削除する手順は次のとおり。

アプリ「ATOK」をタップ

ホーム画面にあるアプリ「スマホ版ATOK」のアイコンをタップして開きます。

スマホ版ATOKのアイコン
スマホ版ATOKのアイコン

「単語登録・定型文登録」をタップ

単語登録・定型文登録」をタップしましょう。

単語登録・定型文登録
単語登録・定型文登録

「単語一覧」をタップ

そして「単語一覧」をタップします。

「単語一覧」を選択
「単語一覧」を選択

削除したい単語の上で左にスワイプ

すると、登録している単語の一覧が出てくるので、削除したい単語の上で左にスワイプしましょう。

削除したい単語の上で左にスワイプ

これで削除されました。

確認ウィンドウは出ずに、そのまま削除されるのでご注意くださいね。

スマホ版ATOKで入力した単語を訂正する方法

スマホ版ATOKで辞書登録した単語を訂正する手順は簡単です。

登録した単語の一覧に行き、訂正したい単語をタップしましょう。

入力した単語の上をタップ

すると、単語登録する画面が開くので訂正してください。

スマホ版ATOKで辞書登録をするショートカット

スマホ版ATOKには辞書登録のショートカットは用意されていません。

ですが、先述したキーボードから単語登録するのはラクであるため、こちらをオススメします。

メニューから「単語登録」をタップ
メニューから「単語登録」をタップ

スマホ版ATOKの単語登録の特徴について

スマホ版ATOKの単語登録について、特徴をまとめます。

「ー(長音)」を「読み」の語頭として使えない

スマホ版ATOKでは「ー(長音)」を「読み」の語頭として使えません。

たとえばのような「読み」では登録できないという意味です。

「長音」を「読み」の語頭で使えない
「長音」を「読み」の語頭で使えない

とはいえ、これはそこまで問題ないと思いますが。

アルファベットだけの「読み」を単語登録できる

スマホ版のATOKでは、単語登録をするときにアルファベットだけの「読み」も使えます。

たとえば次のような入力もできるということです。

「右矢印」を「f」に単語登録した例
「右矢印」を「f」に単語登録した例

これはiPhoneに最初から入っているIMEではできません。

定型文も登録できる

単語登録とは別に定型文を登録でき、いつでも出せます。

次の画像にあるキーをタップすれば、登録した定型文を選択するウィンドウが出ます。

定型文を選ぶウィンドウは次のような感じです。

この定型文のすごいところは、単語登録ではできない「改行」も含めること。そして、文字数の制限もほぼないことです。

メールのテンプレートなどを登録しておくとかなり便利ですよ。

パソコンの単語登録と同期できる

パソコン版のATOKで使っている単語登録と同期できます。

つまり、同じ単語登録を2度もしなくていいというわけです。

まとめ

本記事ではスマホ版ATOKで辞書登録する方法、削除する方法、訂正する方法、辞書登録ショートカットを紹介しました。

ぜひスマホ版ATOKの辞書登録を使いこなしてくださいね。

著書の紹介

わたしは自他共に認める「効率化オタク」です。

そのわたしが、KADOKAWAさんから『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』という書籍を出版しました(おかげさまで重版もされました)。

この記事を気に入ってくれたなら、きっと満足していただけるはず。

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ABOUT US
ヨス
データ入力のアルバイトをしていた20代のころ、頭を使わなくてもよい「単純作業」をいかに頭を使って効率化するかに情熱を燃やす。この経験から、自分が効率化に異常な関心があることに気づく。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)と『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。