こんにちは! 単語登録エバンジェリストのヨスです。
単語登録の「読み」を決めるときの基本といえばなんでしょうか?
それは、できるだけ短い「読み」で登録することです。
本記事では、短い「読み」で登録するという単語登録の基本を紹介します。
「長い単語」を毎回入力していませんか?
たとえば、「ゴールデン・レトリバー」という種類の犬がいます。
もし、ペットショップなどを運営していて、ときどきこの単語を使うとしましょう。
そのたびに、いちいちごーるでん・れとりばー……と入力していませんか?
こんなに長い単語は、毎回入力するよりも単語登録で「短い読み」に単語登録するべきです。
ポイントは短い「読み」で単語登録すること
では、どんな「読み」で単語登録するといいのでしょうか?
ポイントは、
短い「読み」で単語登録することです。
たとえば、ごーるでんだけで入力するとどうでしょう?
キーボードに触れる回数を比較すると次のようになりました。
単語登録なし | 「ごーるでん」に登録 |
---|---|
20回 GOーRUDEN・RETORIBAーSpaceEnter | 10回 GOーRUDENSpaceEnter |
なんとキーボードに触る回数が2分の1に減りました。単語登録をしたほうが圧倒的に速いです。
「読み」は短ければ短いほどいい?
「読み」として「ごーるでん」で登録しましたが、をさらに短くして「ご」に登録してみましょう。
単語登録例
- ゴールデン・レトリバー
- ご
これだとキーに触る数がGOSpaceEnterの4回になりますね!
これはいいアイデアに思われますが、
実は落とし穴があるのです。
それが変換候補が競合するという問題です。
ごと入力しSpaceキーを押すと、次のようになるのではないでしょうか?
語
- 語
- 後
- ゴールデン・レトリバー
- go[半] アルファベット
- 御
- 5[半] 数字
- 5[全] 数字
- 五漢数字
- 碁
そうです。「ご」と読む文字がズラっと出てきて入力のジャマをするのです。
こうなると、複数の解答から「入力したい文字を選択する」という作業が発生しSpaceを何度も押す必要が出てきます。
これがけっこう手間で時間のロスになります。
「入力頻度」と照らし合わせて「読み」を考える
では「短い読み」でありながら、変換候補と競合しない「読み」というのはどういうものでしょうか?
たとえば次のようなものがあります。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
ゴールデン・レトリバー | g | 「go-ruden(ゴールデン)」の略 |
gr | 「go-ruden retoriba-(ゴールデン・レトリバー)」の略 |
もっとも短い「読み」はgです(参考: 「読み」は言葉になっていなくていい)。
ただし、なにも考えずにgに登録するのではなく、その単語の使用頻度と照らし合わせましょう。
毎日何度も「ゴールデン・レトリバー」と入力するのであればgに単語登録すると最速です(参考: アルファベット1文字に単語登録する方法)。
でも、そこまでの頻度ではない場合はgrに登録するのがいいかもしれません。
もし、ほかの単語をgrに登録したい場合は、それと重ならないようにgdrに登録するなど、考えましょう。
まとめ
本記事で紹介した「短い読みで単語登録する」という方法は基本中の基本です。
ただし「読み」が短ければいいのではなく、変換候補や使用頻度との兼ね合いで「読み」を決めましょう。