短い「読み」で単語登録する

短い「読み」で単語登録しよう
ヨス

執筆者

ヨス(矢野洋介)
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)、『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。Yahoo!ニュースTech Team Journalでも執筆中、Schoo(スクー)講師

単語登録の「読み」を決めるときの基本といえばなんでしょうか?

それは、できるだけ短い「読み」で登録することです。

本記事では、短い「読み」で登録するという単語登録の基本を紹介します。

「長い単語」を毎回入力していませんか?

たとえば、「ゴールデン・レトリバー」という種類の犬がいます。

もし、ペットショップなどを運営していて、ときどきこの単語を使うとしましょう。

そのたびに、いちいちごーるでん・れとりばー……と入力していませんか?

なんとGO-RUDENRETORIBA-の18回もキーを打っています。

こんなに長い単語は、毎回入力するよりも単語登録で「短い読み」に単語登録するべきです。

ポイントは短い「読み」で単語登録すること

では、どんな「読み」で単語登録するといいのでしょうか?

ポイントは、
短い「読み」で単語登録することです。

たとえば、ごーるでんだけで入力するとどうでしょう?

単語登録例

  • ゴールデン・レトリバー
  • ごーるでん

・れとりばーと入力しなくていいぶん、キーに触る回数が減少しました。

GO-RUDENになり、打鍵数が18回から8回に減ったので、なんと労力が55.5%も削減です!

さらに「読み」を短くすると?

キーに触れる回数を減らすと、入力が速くなる。

では、もっと「読み」を短くしてに単語登録すればどうなるのでしょうか?

これは一見いいアイデアに見えますが、業務効率が落ちてしまいます。以下の変換した画面をご覧ください。

ゴールデン・レトリバー

  1. ゴールデン・レトリバー
  2. 漢数字
  3. ひらがな
  4. [全]数字
  5. 5[半]数字
「ご」に単語登録した例

つまり「競合する変換候補」が出てきてしまい「選ぶ」という作業が発生してしまうのです。

そこでオススメは、次のアニメーション画像のようにgrに単語登録する方法。

「ゴールデン・レトリバー」を「gr」に単語登録する例
「ゴールデン・レトリバー」を「gr」に単語登録する例

日本語にgrという読みの言葉はなく、変換候補がかぶらないため、なにも考えずにEnterキーを押せるのです。だから入力が速い!

これで打鍵数が18回から2回にまで減り、なんと88.8%も労力が削減されます。

【参考】「1文字登録」もできるが使用頻度と照らし合わす

実はもっとも短い「読み」はですが、なにも考えずにに登録するのではなく、その単語の使用頻度と照らし合わせましょう。

毎日何度も「ゴールデン・レトリバー」と入力するのであればに単語登録すると最速です(参考: アルファベット1文字に単語登録する方法)。

でも、そこまでの頻度ではない場合はに登録するのはもったいないです。

にはもっと頻度の高い単語を登録したほうが効率的かも!

まとめ

本記事で紹介した「短い読みで単語登録する」という方法は基本中の基本です。

ただし「読み」が短ければいいのではなく、変換候補や使用頻度との兼ね合いで「読み」を決めましょう

単語登録の魅力を広めよう!
ABOUT US
ヨス
データ入力のアルバイトをしていた20代のころ、頭を使わなくてもよい「単純作業」をいかに頭を使って効率化するかに情熱を燃やす。この経験から、自分が効率化に異常な関心があることに気づく。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)と『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。