動画サイトの「YouTube」を「Youtube」と書いている人はいませんか?
この表記は間違っていて、本当は「YouTube」と書かなければなりません。
なぜならそれが正式名称だからです。
本記事では正式名称を単語登録する例を紹介します(参考:単語登録のやり方)。
このページの目次
正式名称とは?
「YouTube」という表記が正式名称であるということをご存じですか?
「iPhone」や「iPad」のように、単語の途中に大文字が入っていますよね。
ほかにも「Facebook」も「 F 」を大文字にすることが公式サイトで「必須」として紹介されています。
このように、企業名や人名にブランドがある場合はルールとして必ずそう書くことが決まっている場合も多いのです。
でも、入力するたびに「あれ? 正しくはどう書くんだっけ?」と悩むのもイヤですよね。
大丈夫です。「単語登録」があれば解決します。
【ローマ字入力】「正式名称」を単語登録する例
では「正式名称」を単語登録する例を見てみましょう。
アルファベットの正式名称を単語登録
まずは、アルファベットの正式名称を単語登録する例です。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
YouTube | yt | 「YouTube 」の略 |
fb | 「Facebook」の略 | |
iPhone | いp (ip) | 「iPone」の略 |
特に、正式名称でアルファベットの途中に大文字が入っている単語は登録しておきましょう。
子音だけを取り出して「読み」に使う方法がおすすめです。
正式名称がイレギュラーな言葉を単語登録
正式名称がイレギュラーな言葉があります。
たとえば、企業名である「キャノン」は正式には「キヤノン」と書きます。
この場合、きゃのんと入力して変換するとキヤノンと出てくれるように単語登録すればいいですね。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
キヤノン | きゃのん | 正式名称は大きい「ヤ」 |
キユーピー | きゅーぴー | 正式名称は大きい「ユ」 |
ブリヂストン | ぶりじすとん | 正式名称は「ヂ」 |
IME(日本語を入力するためのソフト)によっては最初から正式名称が登録されている場合がありますよ!
単語登録で文字の入力ミスを防ぐという記事も参考になりますよ。
正式名称のスペルが長い言葉を単語登録
「アメリカ」の正式名称は「アメリカ合衆国」です。でも、正式名称のスペルが長く、入力しにくいですよね。
そこで、次のように「読み」として略称+セミコロンで単語登録すると便利です。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
アメリカ合衆国 | あめりか; | 「アメリカ」+ セミコロン |
国民健康保険 | こくほ; | 「国保」+ セミコロン |
木村拓哉 | きむたく; | 「キムタク」+ セミコロン |
この例でセミコロンを単語登録の「読み」に使っている理由は、漢字変換時の競合をさけるためです。
たとえば「アメリカ合衆国」を「アメリカ」に単語登録してしまうと、普通に「アメリカ」と入力したいときに登録した「アメリカ合衆国」が邪魔をします。
詳しくはセミコロンを単語登録に活用しようをご覧ください。
まとめ
今回紹介した方法で企業や人名の正式名称を単語登録しておけば、入力ミスがなくなります。
間違った表記をすることで書き手の信頼性が落ちることもあるため、ぜひとも単語登録しておきましょう。