【単語登録の実例】ビジネスで使う言葉を登録しよう

ビジネスで使えるオススメの単語登録例
ヨス

執筆者

ヨス(矢野洋介)
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)、『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。Yahoo!ニュースTech Team Journalでも執筆中、Schoo(スクー)講師

1日のうち、文章を入力するのは仕事中……という人は多いのではないでしょうか?

そんな人にぜひともやっていただきたいのが、仕事上で使う言葉や文単語登録です。

本記事では、ビジネスで使う言葉の単語登録例を紹介します。

「ビジネスで使う言葉」を登録するときのコツ

ビジネスで使う言葉を単語登録するときにはコツがあります。

5つのコツを紹介しますね。

「かぶらない読み」で登録

1つ目の「ビジネスで使う言葉」を登録するときのコツは、ほかの単語と「読み」がかぶらないことです。

たとえばご無沙汰しております。ごぶに登録するとどうでしょうか。

次のように、漢字変換するときにほかの単語と「読み」競合してしまいます。

五分

  1. 五分
  2. ご無沙汰しております。
  3. ゴブ[全]カタカナ
  4. 五歩
  5. 五部
「ごぶ」の変換例

つまり「ご無沙汰しております。」と入力したいときに、「五分」のような同音異義語が邪魔をするんです。

これは煩わしいので、変換候補が競合しないようにしましょう

そこで、あえて「ごぶさ」に登録すれば、漢字変換がスムーズにできますよ。

単語登録例

  • ご無沙汰しております。
  • ごぶさ

「ごぶさ」なんて日本語はありませんからね!

ただし「読み」が1文字増えると、キーを打つ回数が2回も増えてしまいます。

もっと効率化を図るなら、子音だけを取り出して「読み」にする方法を使い、gbなどに登録するのもオススメです。

「。」も含めて登録

ビジネスで使う言葉を単語登録するときの2つ目のコツは「 。」も含めて登録することです。

必ず文末が「 。」になる場合は、「 。」も含めて単語登録してしまいましょう。

単語登録例

  • ご無沙汰しております。
  • ごぶさ

「 。」を入力するにはキーを1回触る必要があるので、おおげさに言えば0.1秒を無駄にしてしまいますから。

詳しくは記号やスペースもいっしょに単語登録するで紹介しています。

2つのパターンを出し分ける工夫をする

ビジネスで使う言葉を単語登録するときの3つ目のコツが2つのパターンを出し分ける工夫をすることです。

たとえば「いつもお世話になっております」をいつおせに単語登録するとしましょう。

ここで少し考えてほしいことがあります。

それは「いつもお世話になっております。」は「株式会社〇〇の××です。」という「名乗り」と一緒に使うことが多いこと。

たとえば、いつおせいつもお世話になっております。株式会社〇〇の××です。を登録すると便利ですよね?

でもいつもお世話になっております。だけを使いたいこともあります。

そこで、次の2つを別々に単語登録することで出し分けるのです。

単語読み理由
いつもお世話になっております。いつおせいつおせわになっております」の略
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の××です。いつおせ;「いつおせ」+「;(セミコロン)」
2つを別々に単語登録する例

上記では、いつおせ;のようにセミコロンを含めて漢字変換すると「名乗り」も入力されるというルールにしています。

セミコロンを利用する理由についてはこちらをご覧ください。

ほかにも次のような出し分けもオススメですよ。

単語読み理由
(株)かぶc「株」+「C」
株式会社かぶ;「株」+「;(セミコロン)」
2つを別々に単語登録する例2

わたしの場合はCカッコに入った文字という意味で単語登録ルールを決めています

もちろん「(株)」も「株式会社」も両方ともかぶに単語登録してもかまいませんが、別々の読みに登録すれば変換候補から「選ぶ」という作業が発生しないためスムーズです。

ふだん使い慣れている言葉で登録

ビジネスで使う言葉を単語登録するときの4つ目のコツは、ふだん使い慣れている言葉で登録すること。

たとえば、新年の挨拶で謹んで新春のお慶びを申し上げます。と入力したいとしましょう。

「つつしん」のような「読み」に単語登録してもいいですが、使い慣れない表現だと「謹んで」という文言を忘れてしまいます

そこで、使い慣れている「あけおめ」に登録するのです。

単語登録例

  • 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
  • あけおめ

これで、入力するときに「なんて登録したっけ?」と悩むことはありません。

単語登録は「単語」と「読み」に何を入れても自由ですから!

いろいろな表現を選べるようにする

ビジネスで使う言葉を単語登録するときのコツで最後に紹介するのは、いろいろな表現を選べるようにすることです。

先述した謹んで新春のお慶びを申し上げます。には類似の表現がいろいろありますよね?

もし相手によって使い分けたい場合は、次の例のように全部あけおめに登録してしまいましょう。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

  1. 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
  2. あけましておめでとうございます。
  3. 旧年中は温かいご指導をありがとうございました。
  4. 謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
  5. 新年おめでとうございます。
「あけおめ」の例

先ほど、単語登録の基本は「かぶらない読み」で登録することだと述べました。

ところが、ビジネスで使う言葉は相手によって使い分けることがあるため、この基本を逸脱したほうがいいシーンも多いのです。

ちなみに「読み」には、前項で紹介した「ふだん使い慣れている言葉」に登録するのがポイントです。

【ローマ字入力】「ビジネスで使う言葉」を単語登録する例

では、ローマ字入力で「ビジネスで使う言葉」を単語登録する例を紹介します。

「あいさつ」の単語登録例

ビジネスで使うあいさつ、会社でよく使うあいさつは必ず単語登録しましょう。

単語読み理由
いつもお世話になっております。いつおせいつおせわになっております」の略
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の××です。いつおせ;「いつおせ」+「;(セミコロン)」
ご無沙汰しております。ごぶさごぶさたしております」の略
ご無沙汰しております。株式会社〇〇の××です。ごぶさ;「ごぶさ」+「;(セミコロン)」
お疲れ様です。おつおつかれさまです」の略
お疲れ様です。××です。おつ;「おつ」+「;(セミコロン)」
単語登録の例

ここでポイントなのは「あいさつだけ」の場合と「あいさつ + 名乗り」の場合で、登録を分けていることです。

自分の名乗りも追加する場合はを追加するといったルールを決めておくと便利ですよ(先述しています)。

「感謝と謝罪」の単語登録例

あいさつと同じレベルでよく使う表現といえば、感謝と謝罪でしょう。

単語読み理由
ありがとうございます。ありありがとうございます」の略
ありがとうございました。あり;「あり」+「;(セミコロン)」
ご連絡ありがとうございます。ごれごれんらく」の略
ご連絡ありがとうございました。ごれ;「ごれ」+「;(セミコロン)」
申し訳ございません。もうござもうしわけございません」の略
申し訳ございませんでした。もうござ;「もうござ」+「;(セミコロン)」
「感謝と謝罪」の単語登録例

この場合も「ありがとうございます。」と「ありがとうございました。」を別々に登録するのがオススメです。

たとえば上の例では、過去形の「ありがとうございました」になるとを付けるというルールにしています。

「締めのあいさつ」の単語登録例

締めに使うあいさつも単語登録しておきましょう。

単語読み理由
よろしくお願いいたします。よろよろしく」の略
それでは、よろしくお願いいたします。それよろそれではよろしく……」の略
今後とも、よろしくお願いいたします。こんよろこんごともよろしく……」の略
お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。おてよろおてすうおかけしますが、よろしく……」の略
お手数ですが、ご連絡くださいますようお願いいたします。ごれごれんらくください……」の略
お手数ですが、ご確認くださいますようお願いいたします。ごかごかくにん」の略
「締めに使うあいさつ」の単語登録例

とくに「よろしくお願いします」の前には「今後とも」や「お手数おかけしますが」などいろいろあります。

上記の例ではそれぞれの「読み」を分けていますが、もちろん全部よろに登録しておき、その都度選んでもかまいません。

そのほかに使うあいさつの単語登録例

そのほか、特定の期間や状況で使うあいさつも単語登録しておくと便利です。

単語読み理由
お大事になさってください。おだいじおだいじになさってください」の略
休業期間中はご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。きゅうぎょきゅうぎょう期間中は……」の略
本年もどうぞよろしくお願いいたします。ことよろことし(本年)もどうぞよろしく……」の略
謹んで新春のお慶びを申し上げます。あけおめ同じ意味を持つ「あけましておめでとう」の略
そのほかのあいさつの単語登録の例

先述しましたが使い慣れないあいさつは、使い慣れた言葉に登録するのがポイントです。

「取引先相手の名前」の単語登録例

ビジネスで単語登録しておくのをオススメする例として「よくやり取りをする取引先相手の名前」もあります。

ポイントは以下のように「〇〇様」「〇〇さん」のような敬称までいっしょに登録することです。

単語読み理由
山田様ymYamada(山田)」の略
香川教授kgkagawa(香川)」の略
東京大学tdtoudai(東大)」の略
グーグル合同会社っg
(gg)
Google(グーグル)」の略
取引先相手の名前の単語登録例

もちろん、会社名なども単語登録してしまいましょう。

特に「斎藤」のように同音異義語が多い苗字は単語登録しておくことで入力ミスを防げます

「カッコに入った文字」の単語登録例

ビジネスで単語登録しておくべき言葉はあいさつだけではありません。

たとえばカッコに入った文字や数字も、ぜひ単語登録しておきましょう。

単語読み理由
(1)1c「1」+「C」
【1】1;「1」+「;(セミコロン)」
(月)げつc「月」+「C」
【 重要 】じゅうよう;「重要」+「;(セミコロン)」
【 至急 】しきゅう;「至急」+「;(セミコロン)」
(株)かぶc「株」+「C」
カッコに入った文字の単語登録

わたしの場合、( )に入った文字は後ろにCを、【 】に入った文字は後ろにをつけるというルールにしています。

詳しくは、カッコに入った文字・数字を単語登録する例をご覧ください。

「よく使う言葉・言い回し」の単語登録例

「ビジネスでよく使う言い回し」というものがあります。

たとえば「弊社」や「御社」という言葉は意外と入力が面倒ですよね。

単語読み理由
キーワードkwkeyword(キーワード)」の略
回転率ktrkaitenritsu(回転率)」の略
御社おs
(os)
onsha(御社)」の略
弊社hsheisha(弊社)」の略
先日の◆の件はいかがでしょうか?せんいかせんじつ〜いかがでしょうか」の略
ご注意ください。ごちゅごちゅういください」の略
以下、ご確認ください。いかごいかごかくにんください」の略
単語登録の例

「会社情報」の単語登録例

ビジネスでは会社の情報を伝える場面があります。

でも、住所や電話番号を忘れることもありますよね?

そこで、そういう情報はすべて単語登録してしまいましょう。

単語読み理由
123-456-78901
(※ 会社の電話番号)
でんわ;「でんわ」+ セミコロン
info@example.com
(※ 会社のメアド)
めあど;「めあど」+ セミコロン
東京都単語区登録町1-2
(※ 会社の住所)
じゅうしょ;「じゅうしょ」+ セミコロン
https://example.com/contact/
(※ 会社のお問い合わせページ)
おといあわせ;「おといあわせ」+ セミコロン
会社の情報の単語登録例

特に、最後に紹介している「URL」は伝える場面がよくあります。

よく質問される内容への回答が書かれているページのURLを単語登録しておくと重宝しますよ。

「単位」の単語登録例

日付の単位を示す「年・月・日」などは入力する機会が多いので、登録しておくと便利です。

単語読み理由

(n)
nen(年)」の略
gatsu(月)」の略
hi(日)」の略
令和rwReiwa(令和)」の略
「日付の単位」の単語登録例

特に「日」は同音異義語が多いので、登録をおすすめします。

日にちを示す「年・月・日」などは入力する機会が多いので、登録しておくと便利です。

もっと快適にするには、数字+数詞の単語登録例も参考になりますよ。

「記号」の単語登録

ビジネスで書く文章は、簡素にわかりやすくすることも大切です。

そのため、記号を簡単に入力できるようにしておき、活用しましょう。

単語読み理由
「( 」と「 C 」の形が似ているから
っc
(cc)
「 C 」の2連打形
forward(前へ)」の略
return(戻る)」の略
down(下へ)」の略
━━━━━━━━━━line(線)」の略
maru(丸)」の略
question(クエスチョン)」の略
単語登録の例

詳しくは、記号を単語登録するときのポイントをご覧ください。

専門用語の意味を確認するための単語登録例

ビジネスでよく聞く「専門用語」の答え合わせとして単語登録するのもオススメです。

単語読み理由
Key Performance Indicator
(重要業績評価指標)
kぴ
(kpi)
「KPI」のスペル
Key Goal Indicator(重要目標達成指標)kぎ
(kgi)
「KGI」のスペル
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)pdか
(pdca)
「PDCA」のスペル
Click Through Rate(クリック率)ctr「CTR」のスペル
単語登録の例

たとえば取引先のメールに「KPI」と書かれているけど、意味を忘れた。

そういうときにkぴと入力し、変換すればKey Performance Indicator(重要業績評価指標)と出てくるので、すぐに答えがわかるのです。

答え合わせをするための単語登録もご覧ください。

「敬語」の単語登録例

敬語って覚えにくいですよね。

もし敬語に自信がない場合は、次のように単語登録しておくのも1つの方法です。

単語読み理由
ご覧ください。
(尊敬語)
みるy「見る」+「y」
※ 尊敬語は「You(あなた)」の動作なので
拝見します。
(謙譲語)
みるm「見る」+「m」
※ 謙譲語は「Me(私)」の動作なので
「見る」の尊敬語と謙譲語の単語登録例

なぜこのような「読み」なのかについては、敬語の単語登録例についてをご覧ください。

まとめ

本記事ではビジネスで使える単語登録のテクニックを紹介しました。

ほかにもまだまだテクニックはあるので、ぜひ単語登録のコツ・テクニックや、単語登録のオススメ例を参考にしてくださいね。