単語登録の「読み」は言葉になっている必要がなく、「意味のない言葉」でも登録できることをご存じですか?
本記事では「意味のない言葉」の代表として、アルファベットを2連打して単語登録するワザを紹介します。
このページの目次
「アルファベット2連打に単語登録する」とは?
「アルファベット2連打に単語登録する」と聞いても「え? どういう意味?」と思われそうですね(参考:単語登録のやり方)。
でも、言葉そのままの意味で単純明快です。
たとえば、キーボードのCなら、2回連打した文字であるっcに単語登録するというもの。
単語登録例
- ここに単語を登録する
- っc
小さな「っ」が「読み」に入るので意味不明に見えますが、単語登録の「読み」は言葉になっていなくても問題ありません。
しかも、「っ」からはじまる言葉はないため、変換候補が競合しないというメリットもあります。
ここで重要なのは、特定のキーを「なにも考えずに2連打する」ということです!
「カッコ閉じ」は2連打で登録
このアルファベット2連打に単語登録をするワザですが、なにを登録すればいいのでしょうか?
もちろん、なにを登録してもいいですが、「カッコ閉じ」を登録するのがオススメです。
「カッコ閉じ」を「アルファベット2連打」に登録する理由
たとえば、「カッコ閉じ」をわたしは次のように登録しています。
単語登録例
- )
- っc
アニメーション画像で見ると次のとおりです。
なぜ、このように登録するのでしょうか?
実は、同じアルファベットの単体入力であるcに「カッコ開き」を登録しているのが前提です。
単語登録例
- (
- c
アルファベット単体+2回連打はセット
つまり、「アルファベット単体」と「2回連打」はセットになっているということです。
説明するよりも例を見たほうがわかりやすいので、こちらをご覧ください。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
( | c | 「( 」と「 C 」の形が似ているから |
) | っc (cc) | 「カッコ開き」であるcの2連打 |
「カッコ開き」をCに登録し、「カッコ閉じ」をCの2連打で登録しています。
ポイントなのは、「C= カッコ開き」と覚えてしまえば、「カッコ閉じ」は同じキーを連打するだけなので、覚えやすいこと。
これで「カッコ開き」と「カッコ閉じ」を入力すると次のようにスピーディーになりますよ。
なにも考えなくても入力できるし、入力ミスもなくなりますね!
「カッコ開き+閉じ」をまとめて登録する方法との比較
カッコを単語登録している人のなかで、「カッコ開き+カッコ閉じ」をセットで登録している人もいるでしょう。
たとえば、次のような登録です。
単語登録例
- ()
- かっこ
「カッコ開き」と「カッコ閉じ」をまとめて入力できるのでラクではありますが、次のような手順になり、逆に手間が増えるのです。
カッコをまとめて登録する場合
- ()を入力する
- ←キーを押してカッコの間に移動
- カッコの間に文字を入力する
- →キーを押してカッコの外に移動
カッコを別々に登録することでムダな左右への移動がなくなり、スムーズに入力できるようになります。
矢印キーは少し離れた位置にあって少し手間ですし。
以上の理由から、「カッコ開き」と「カッコ閉じ」は別々に単語登録するのがオススメです。
「アルファベット2連打」の単語登録例
では、アルファベット2連打の単語登録を紹介しましょう。
「カッコ閉じ」の単語登録例
先述した「カッコ閉じ」としての単語登録です。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
」 | っk (kk) | 「kagi(カギカッコ)」の略を2連打 |
) | っc (cc) | 「( 」と形の似ている「 C 」の2連打 |
】 | っs (ss) | 「sumitsuki(墨付きカッコ)」の略を2連打 |
』 | っk; | 「kagi(カギカッコ)」の略を2連打 + セミコロン |
カッコの単語登録についてはこちらも参考になりますよ。
そのほかの単語登録例
ほかには、「アルファベット単体」で入力したときに出る文字が「2連続」になったものを登録してもいいですね。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
!! | っj (jj) | 「ビックリマーク」をjに登録しているので、その2連打 |
?? | っq (qq) | 「クエスチョンマーク」をqに登録しているので、その2連打 |
…… | ・・ | 「・(中黒)」を2連打して「3点リーダー」を登録 |
まとめ
今回紹介した「アルファベット2連打」のワザですが、入力しやすいのがメリットです。
カッコのほかにもいい方法があれば、ぜひ応用してみてくださいね。
ポイントは「アルファベット単体」と「アルファベット2連打」で関連をもたせることです。