単語登録を効率的に使うコツのひとつが使用頻度の高い単語を登録することです。
たとえば毎日「お疲れ様です」と入力していたとすれば、気軽に単語登録しましょう。
本記事では、同じ言葉を1日に2回入力したら単語登録するというコツを紹介します(参考:単語登録のやり方)。
毎日入力する言葉を単語登録しよう
デスクワークをしている人なら、お疲れさまですというあいさつを入力することが多いのではないでしょうか?
これをそのまま入力すると、思っている以上にキーを押しているのです。
次の表をご覧ください。
パソコン (ローマ字入力) | スマホ (フリック入力) |
---|---|
17回 OTUKARESAMADESUSpaceEnter | 10回 おつかれさまて゛す確定 |
ちょっとしたあいさつなのに、パソコンだと17回もキーを押しているんですね(予測変換は含めていません)。
そこで「お疲れさまです」を「おつ」に単語登録(辞書登録)して、少ない入力回数で呼び出せるようにしてみます。
単語登録をしない場合と、単語登録をした場合を以下の表で比較するとどうでしょうか。
登録なし | 登録あり | |
---|---|---|
パソコン (ローマ字入力) | 17回 OTUKARESAMADESUSpaceEnter | 5回 OTUSpaceEnter |
スマホ (フリック入力) | 10回 おつかれさまて゛す確定 | 3回 おつ確定 |
キーに触れる回数が少なくなることで入力時間が短縮され、効率化が図れます。
パソコンでもスマホでも、登録したほうが少ない動作で単語を入力できますね。
「この言葉、今日入力するの2回目だな」と思ったら単語登録を!
ではどのくらいの頻度で使用する言葉を登録すればいいのでしょうか?
わたしは「同じ言葉(名詞)を1日2回入力したら単語登録を!」と言っています。
単語登録する言葉は主には名詞ですね。
「以前登録した気がするけど……」と思ったとしても、もう一度登録してしまえばOK。単語登録したものを忘れてもいいんです。
わたしの場合、2,000単語以上登録していますが、ダブっているものもありますし、使っていないものもありますよ。
いらないと思えば削除もできますし、もっともっと気軽に使ってください。
登録すればするほど効率が上がる
単語登録(辞書登録)のすばらしさは、文字を入力すればするほど効率化が図れることです。
たとえば、お疲れさまですを入力するのに1回2秒かかっていたとします。
それを1日に10回入力していたとすれば、1日20秒、1週間で140秒、1か月で600秒(10分)、1年で7,300秒(2時間)。
もし、単語登録で1回0.5秒に縮めることができれば、次のようになります。
1日 | 1週間 | 1か月 | 1年 | |
---|---|---|---|---|
通常の入力 (2秒/回で計算) | 20秒 | 140秒 | 10分 | 2時間 |
登録あり (0.5秒/回で計算) | 5秒 | 35秒 | 2.5分 | 30分 |
もちろん極端な例であることはわかって言っています。でも、このように「チリツモ効果」があるのが単語登録なのです。
使用頻度の高い単語を登録するほど効果的
これはつまり、使用頻度の高い単語を登録するほど効果的だということです。
同じあいさつでも「あけましておめでとうございます」のように1年のうち、数日しか使わないあいさつもありますよね。
これも1月には何度も入力するので単語登録したほうが便利ですが、頻度で言うと「お疲れ様です」のほうが圧倒的に高いです。
つまり、長いスパンで見ると「お疲れ様です」の単語登録のほうがより効率化に貢献することになります。
ということで、毎日何度も使う言葉は必ず単語登録しましょう。
一度登録した単語は自分で削除しないかぎり消えることはないため、早く登録するほうがオトクですよ!
まとめ
本記事では、同じ単語を1日に2度入力したら単語登録しようという話をしました。
毎日返信しているメールや、上司へ送っている日報などを見直し、使用頻度の高い言葉を認識して単語登録しましょうね!