「使わないキー」を単語登録で活用する方法

あまり使わないキーを有効利用する単語登録
ヨス

執筆者

ヨス(矢野洋介)
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)、『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。Yahoo!ニュースTech Team Journalでも執筆中、Schoo(スクー)講師

キーボードを見渡してみたとき、あまり使わないキーがあることにお気づきでしょうか?

たとえば、日本語の「あかさたな」には「LA行」や「VA行」は存在しないため、LVは使いません。

本記事では、そんな使わないキーを単語登録で活用する方法について紹介します。

キーボードには使われないキーがある

パソコンのキーボードには、押しやすい位置にあるにもかかわらず、あまり使われないキーがあります。

結論から言うとQL;XVの5種類のキーです(人によってはFも使わないかも)。

これらに個人的に「もったいないランキング」をつけると以下の順位になります。

もったいないキーランキング

  1. …… 右手ホームポジションにあるのにほぼ使わない
  2. L…… 右手ホームポジションにあるのにあまり使わない
  3. V…… 左の人差し指で押しやすいのにほぼ使わない
  4. X…… 左の薬指で押しやすいのにほぼ使わない
  5. Q…… 左の小指で押しやすいのにほぼ使わない

もったいないランキングで1位を獲得したのはキーになりました。

なぜなら、常に「ホームポジション」で小指を待機しているにもかかわらず、日本語を入力するときにはほぼ使われないからです。

使わないキーが押しやすい位置にあるのはもったいない!

あまり使われないキーが押しやすい位置にあるなんて、もったいないと思いませんか?

わたしはすごく思います!

そこでこれらのキーに、もっと役割を与えましょう。

わたしのやっている2つの方法を紹介します。

押しやすい「;」をフル活用

わたしの場合キーに「言葉の裏面」という意味を与え、フル活用しています。

たとえば「住所」と、自分の住所である「東京都単語区登録町1-2」の入力を分けるときなどに使っています。

単語読み
住所じゅうしょ
東京都単語区登録町1-2じゅうしょ;
2つの単語を入力し分けるの例

詳しくは言葉の裏面についてをご覧ください。

言葉の「裏面」という考え方

使わないキーに「よく使う記号」を単語登録する

もう1つのオススメの使いみちは、頻繁に使う記号を入力できるように登録する方法です。

わたしが登録しているものを例として紹介しますね。

「l」に「区切り線」を単語登録

Lには区切り線を登録しています。英語で「線」は「line」だからです。

単語登録例

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区切り線の単語登録についてはこちらをどうぞ。

「区切り線」の単語登録例

「x」に「◆」を単語登録

「x」は数学でいうと、未知の数字という意味です。

たとえば「x + 5 = 7」のように。

そのため、わたしは文章を入力するときに「あとで書き換える部分」の印として使っている「◆」をXに単語登録しています。

単語登録例

詳しくは「◆」をあとで書き換える場所の印として「x」に単語登録している理由をご覧ください。

「◆」を「x」に単語登録している理由

「q」に「?(疑問符)」を単語登録

そしてQには「?(疑問符)」を単語登録しています。

単語登録例

そのほかにもFには「→」をJには「!」などを登録しています。

アルファベット1文字に単語登録する方法も必見です。

アルファベット1文字に単語登録する方法

まとめ

「使われないキー」が押しやすい位置にあるなんてもったいないので、単語登録で有効活用しましょう。

単語登録の魅力を広めよう!
ABOUT US
ヨス
データ入力のアルバイトをしていた20代のころ、頭を使わなくてもよい「単純作業」をいかに頭を使って効率化するかに情熱を燃やす。この経験から、自分が効率化に異常な関心があることに気づく。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)と『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。