AIからいい回答をもらうためには、プロンプトをきちんと書く必要があります。
でも、品質のいいプロンプトだと入力も大変だし、保存したテンプレート集からのコピペもめんどくさい……。
その問題を解決するのが単語登録です!
本記事では、3打鍵でプロンプトを呼び出せる「ひらがな1文字+セミコロン」で単語登録する方法を紹介します。
プロンプトの単語登録にピッタリですよ!
「ひらがな1文字+セミコロン」の単語登録とは?
本記事で紹介する単語登録のテクニックは、「ひらがな1文字 +;(セミコロン)」を「読み」として登録する方法です(参考:単語登録のやり方)。
たとえば、次のような登録になります。
単語登録例
- 取引先に謝罪するメールを書いて。誠実なトーンで、原因と今後の再発防止策も盛り込んで。
- あ;
この例だと、あ;と入力し、Spaceを押すと、単語として登録している「謝罪メールのプロンプト」が出る仕組みです。
こんな感じで、プロンプトが爆速で入力できますよ。

この例の「謝罪メールを書かせるプロンプト」をあ;に登録しているのは「謝る」の「あ」だからです。
なぜ「;」を使うの?
この登録方法を見て最初に引っかかるのは、なぜ読みの最後に;(セミコロン)をつけるのか、という点でしょう。
答えは、変換候補を1つに絞り込むためです。
「あ」に登録してしまうと、「あ」と読むたくさんの漢字がズラッと並び、変換するときに選ばなくてはなりません。
亜
- 亜
- 取引先に謝罪するメール...
- 有
- 阿
- 在
- あひらがな
これがけっこう手間で、スムーズに入力できなくなり、効率的ではないのです。
「;」で「日本語にない文字列」を意図的に作る
そこで;の登場です。
日本語には「あ;」という言葉がないので、変換候補に出てくるのは自分が登録したプロンプトだけになります。
取引先に謝罪するメール...
- 取引先に謝罪するメール...
そのため、あ;と入力すれば、なにも考えずにSpace→Enterを連打できるようになるのです。
しかも;キーは、右手の小指がもともと置いてある場所にあります。

Shiftキーもいりません。日本語に存在しない文字列を、いちばん押しやすいキーで作れるというわけです。
日本語にない読みなら、ライバルの候補はゼロ。わたしはこれを「セミコロン・ハック」と呼んでいます!
くわしくは、セミコロンを単語登録に活用する方法をご覧ください。
「ひらがな1文字+セミコロン」が効率的な理由
では、ひらがな1文字+セミコロンの単語登録法が効率的な理由を3つ紹介します。
キーの打鍵数が2〜3回
「ひらがな1文字+セミコロン」が効率的な1つ目の理由は、キーの打鍵数が2〜3回に収まるということ。
母音の「あ行」と子音の「ん」は、セミコロンを追加しても2打鍵です。
ほかの「か行」以降でもKA;のように3打鍵で登録できます。
つまり、スピーディーに文字入力ができるのです。
連想しやすい「ひらがな1文字」で登録できる
「ひらがな1文字+セミコロン」が効率的な2つ目の理由は、連想しやすいひらがなに登録できることです。
次の登録例のように、「読み」には、登録する単語の意味から連想しやすい「ひらがな1文字」を選ぶと覚えやすいです。
| 単語 | 読み | 理由 |
|---|---|---|
| この文章を英語にしてください。 | え; | 「英語」の「え」 |
| 手順をステップバイステップで説明してください。 | す; | 「ステップ」の「す」 |
| この文章を400文字程度で要約してください。 | よ; | 「要約」の「よ」 |
なお、このテクニックは「AI用のプロンプト」を登録するのに向いていますよ。
濁音や拗音にも発展できる
「ひらがな1文字+セミコロン」が効率的な3つ目の理由は、濁音や拗音にも発展できることです。
一見、「ひらがな1文字+セミコロン」の法則で使える席は、「あ」〜「ん」までの46文字のように思えますよね?
でも実は、これだけではありません。ほかにも以下のような文字が使えます。
| かな | 打つキー |
|---|---|
| 濁音 (が行・ざ行・だ行・ば行) | ga/za/da/ba |
| 半濁音 (ぱ行) | pa |
| 拗音 (じゃ行) | ja |
| 外来拗音 (くぁ行・ふぁ行・ゔぁ行) | qa/fa/va |
| その他 (いぇ・うぃ・うぇ) | ye/wi/we |
| 小文字 (ぁ行) | la(もしくはxa) |
ポイントなのはどれも「2文字+セミコロン=3文字」で入力できること。
これらを使えば、次のような単語登録も可能ですよ。
| 単語 | 読み | 理由 |
|---|---|---|
| 既存の常識を覆す斬新なアイデアを5つ出して。 | ざ; | 「斬新」の「ざ」 |
| ファクトチェックで事実誤認を指摘して。 | ふぁ; | 「ファクトチェック」の「ふぁ」 |
| ウィークポイント(弱点・デメリット)を客観的に分析して。 | うぃ; | 「ウィークポイント」の「うぃ」 |
なお、「じゃ(ja)行」以外の拗音は、入力がKYA;のように4文字になるため、わたしはオススメしていません。
もちろん「きゃ行」や「しゃ行」に登録しても問題ありませんよ。
【応用編】語尾をアルファベットに変えてジャンルを増やす
「ひらがな1文字+セミコロン」の技をさらに発展させることもできます。
もしプロンプトがさらに増えたら、語尾の;をアルファベットに変えて、ジャンルごとの棚を作ってもいいですね。
たとえば、画像生成のプロンプトにはG、ブログ執筆のプロンプトにはBをつけるルールはどうでしょうか?
同じ「あ」からはじまるプロンプトでも、次のように3つを使い分けられます。
| 読み | ジャンル | プロンプトの役割例 |
|---|---|---|
| あ; | 仕事全般 | アイデアを出す |
| あg | 画像(gazou) | アニメ調の画像を生成する |
| あb | ブログ(blog) | 文章のアウトライン作り |
ついでに「い」からはじまるプロンプトの使い分け例もどうぞ。
| 読み | ジャンル | プロンプトの役割例 |
|---|---|---|
| い; | 仕事全般 | さまざまな角度から見た意見を出す |
| いg | 画像(gazou) | いやし系の画像を生成する |
| いb | ブログ(blog) | イベント告知記事を執筆 |
語尾は「棚の名札」だと思ってください。
ただし、使えないアルファベットが6つあります。
語尾に使えないアルファベット
ここまで使い分ける必要はありませんが、いろいろな可能性があることを覚えておいてください。
まとめ:この法則を体系化した「あいうえプロンプト」
AIの登場で、単語登録がプロンプト入力の最強ツールになりました。
ただ、高品質なプロンプトを自分で開発し、それを地道に登録するのは大変です。
この考え方で、あいうえお表の46文字すべてにプロンプトを割り当てて、すぐに使える形に体系化した「あいうえプロンプト」をリリースしました。

自分で一から読みを決めるのが面倒なら、こちらからどうぞ。

