【単語登録の実例】時間や個数を登録しよう

「1個」「1階」などを単語登録する例
ヨス

執筆者

ヨス(矢野洋介)
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)、『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。Yahoo!ニュースTech Team Journalでも執筆中、Schoo(スクー)講師

チャットやメールで、アポイントメントを取ったり、約束をするときには時間や期間を入力することが多いです。

たとえば次のように。

時間を入力する例

9月21日の1:00から1時間ほど、お時間をいただけますか?

パソコンのローマ字入力では、こういった数字+数詞を入力するのが煩わしいことがあります。

本記事では、「時間」や「個数」を表す「数字+数詞」の単語登録例を紹介します(参考:単語登録のやり方)。

「数字+数詞」を単語登録するときのコツ

「1月」「2回」のように「数字+数詞」の言葉は非常に入力しにくいですよね。

そこで「数字+数詞」を1つの言葉として単語登録するのです。

では、登録するときのコツを紹介します。

数字+アルファベットで登録する

基本的には次のように「数字+アルファベット1文字」を「読み」として登録するのがオススメ。

単語登録例

  • 1日
  • 1h

1日なら「読み」に1hを登録します(「」をアルファベットで「hi」と書くから)。

数字に「h」が付けば「〇日」というふうにルールを決めるのです!

ただ、この方法の弱点は「テンキー」しか使えない人にはオススメできない点です。

キーボード上の段にある数字キーで入力しましょう(下の画像を参照)。

キーボードの上段にある数字キー
キーボードの上段にある数字キー

数字は「半角」か「全角」に統一

単語登録するときの数字は「半角」か「全角」で統一しましょう。

そうすることで、文章全体の統一感が出ます。

個人的には半角数字をオススメします!

ほかの「数詞」と「アルファベット」がダブらないように

登録するときの「読み」に使うアルファベットが、ほかの数詞とダブらないようにしてください。

たとえば「〜個」を「数字+K」に単語登録するなら、「〜回」は「数字+K」ではなく「数字+T」にするというふうに。

単語登録例

  • 1回
  • 1t

上の例で「t」にしたのは、英語で「〜回」を「〜 times」と言うからです。

「0」〜「9」まで10とおりを単語登録する

「0」から「9」まで10とおりの数字を単語登録しておくと便利です。

こうすることで、2ケタ以上の数字を変換してもうまく対応してくれます。

たとえば「52個」なら「5」+「2個」の2つの単語があるとコンピューターが判別してくれます。

【ローマ字入力】「数字+数詞」を単語登録する例

まずは、ローマ字入力で「数字+数詞」を単語登録する例を紹介します。

なお、ここで紹介している単語登録の「インポート用データ」を用意しました(参考:単語登録のインポート/エクスポートについて)。

ダウンロードして使ってくださいね。

「日付」の単語登録例

「〇月」や「〇日」といった、日付を単語登録しておくと便利です。

単語読み理由
1年1ん「1」+「nen(年)」の略
1月1g「1」+「gatsu(月)」の略
1日1h「1」+「hi(日)」の略
「日付」の単語登録例

ねんNen」「がつGatsu」「Hi」のように、ふりがなの頭文字の1文字をくっつけるようにすると覚えやすいですよね。

先述したように、「月」も「日」も「0」〜「9」までを登録しておくと、2ケタになっても、うまく変換されますよ。

「時刻」の単語登録例

時刻も単語登録しておくと便利です。

単語読み理由
1時1j「1」+「ji(時)」の略
1時30分1jh「1」+「ji(時)」の略 +「han(半)」の略
「時刻」の単語登録例

「期間」の単語登録例

「〜時間」や「〜週間」「〜か月」という期間を表す言葉も数字と一緒に登録してしまいましょう。

単語読み理由
1時間1jk「1」+「ji(時)」の略+「kan(間)」の略
1日間1hk「1」+「hi(日)」の略+「kan(間)」の略
1週間1sk「1」+「shu(週)」の略+「kan(間)」の略
1か月1kg「1」+「kagetsu(か月)」の略
1か月間1kgk「1」+「kagetsu(か月)」の略 +「kan(間)」の略
1年間1んk
(1nk)
「1」+「nen(年)」の略 +「kan(間)」の略
「期間」の単語登録例

「〜間」が付く場合Kを追加するというルールにしておくと覚えやすいですね。

この中でも「〜週間」と「〜か月」を登録するのを特にオススメしています。次のメリットがあるからです。

登録するメリット

  • 「週間」と入れたときに起こる「習慣」との誤変換を防げる
  • 「か月」「ヶ月」「ヵ月」の表記の揺れを統一できる

物を数えるときの数詞

物を数えるときの数詞も、業種によってよく使うものがあるかもしれません。

必要なら、登録しておくと便利でしょう。

単語読み理由
1個1k「数字」+「ko(『個』のアルファベット表記)」の略
1回1t「数字」+「times(〜回)」の略
1階1f「数字」+「floor(〜階)」の略
「物を数えるときの数詞」の単語登録例

「序数」の単語登録例

よく使う序数もあれば、単語登録しておくと便利です。

単語読み理由
第1d1dai(第)」の略 +「数字」
No.1ん1
(n1)
No.(number)」の略 +「数字」
「序数」の単語登録例

【スマホ】「数字+数詞」を辞書登録する例

続いて、「数字+数詞」をスマホ(フリック入力)で入力するときの辞書登録例を紹介します。

「日付」「時刻」の辞書登録例

スマホのフリック入力の場合、日付や時刻の入力は難しくありません。

たとえば「8月16日」や「8時16分」なら、816と入力すれば、漢字変換欄に表示されますよ(以下の図を参照)。

  • 8:16
  • 8時16分
  • 8月16日
  • 8/
☆123123 
ABC456空白
あいう789改行
 ( )[ ]0. , – /
「816」と入力したときの漢字変換欄

その他「数字+数詞」の辞書登録例

そのほか、「1時間」や「2個」のように数字+漢字を入力する場合も、スマホだと辞書登録をするまでもありません。

ひらがな入力をしているとき、☆123キーを押したままにすると、一時的にキーボードが数字キーになります(下の図を参照)。

☆123123 
ABC456空白
あいう789改行
 ( )[ ]0. , – /
「数字キー」に変換するキーの位置

☆123キーを押したまま、もう片方の指で1を押し、☆123キーを離してと入力すればOK。

まとめ

今回紹介した「数字+数詞」の単語登録は、パソコンではかゆいところに手が届く技だと言えます。

ぜひ、よく使うものだけでも登録しておき、ササッと入力できるようにしましょう。

著書の紹介

わたしは自他共に認める「効率化オタク」です。

そのわたしが、KADOKAWAさんから『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』という書籍を出版しました(おかげさまで重版もされました)。

この記事を気に入ってくれたなら、きっと満足していただけるはず。

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ABOUT US
ヨス
データ入力のアルバイトをしていた20代のころ、頭を使わなくてもよい「単純作業」をいかに頭を使って効率化するかに情熱を燃やす。この経験から、自分が効率化に異常な関心があることに気づく。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)と『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。