登録した「読み」を忘れてもいい理由

登録した「読み」を忘れてもOK!
ヨス

執筆者

ヨス(矢野洋介)
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)、『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。Yahoo!ニュースTech Team Journalでも執筆中、Schoo(スクー)講師

わたしが単語登録をいろいろな人に勧めていると、次のように言われることがあります。

なにに登録したか忘れてしまうんです」

結論から言うと、登録した「読み」を忘れても問題ありません。すぐさま違う「読み」で単語登録してしまいましょう

「単語登録」したものを忘れてしまう理由

まずは、単語登録したものを忘れてしまう原因を分析してみます(参考:単語登録のやり方)。

ルールを決めてないから

登録したものを忘れてしまう1つ目の理由は、ルールをきちんと決めていないことです。

わたしの場合、ハッシュタグは「h」をつけて登録する絵文字は「p」をつけて登録する……のように明確に決めています。

単語登録は個人的なものです。自分だけにわかるルールでいいので必ず決めましょう。

そのときの思考回路がヘンだったから

登録したものを忘れてしまう2つ目の理由は、そのときの思考回路がヘンだったこと。

たとえば通常の思考なら「お疲れさまです」をおつに登録するはずなのに、おさで登録してしまったとか。

登録ミスをしていたから

登録したものを忘れてしまう3つ目の理由は、登録ミスをしていたこと。

よくあるのが、アルファベットの「 n 」で終わる言葉のときです。

たとえば、わたしはNで変換するとが出るようにしていますが、に登録していますよ。

単語登録例

語尾が「n」で終わる「読み」は「ん」で登録するというルールがあるので覚えておいてくださいね。

そもそも登録していなかったから

登録したものを忘れてしまう4つ目の理由は、そもそも登録していなかったというものです。

たとえば「登録したのは会社のパソコンだった」という経験がわたしにもあります。

登録したはずなのに出てこないときの対処方法

では、単語登録したはずなのに登録した言葉が出てこないときはどうすればいいのでしょうか?

対処方法は簡単です。

もう一度、単語登録し直せばいいのです。

業務効率化のために単語登録を活用しているのに「なにに登録したっけ?」と思い出すことに時間を使っていたのでは本末転倒です。

すぐに単語登録し直せばOK。たとえば次のように、複数の読みで登録していたとしましょう。

単語登録例

  • 東京スカイツリー
  • とうすか

単語登録例

  • 東京スカイツリー
  • ts

単語登録例

  • 東京スカイツリー
  • st

3つの「読み」で登録していれば、思い出す確率も3倍です。

もちろん、競合する変換候補はなくするのがベストなので、ほかの「読み」とかぶった場合は削除しましょうね。

まとめ

今回は単語登録でよく聞かれる質問について解決方法を紹介しました。

単語登録は使えば使うほど便利になります。ぜひ躊躇せずに、どんどん活用しましょう!

著書の紹介

わたしは自他共に認める「効率化オタク」です。

そのわたしが、KADOKAWAさんから『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』という書籍を出版しました(おかげさまで重版もされました)。

この記事を気に入ってくれたなら、きっと満足していただけるはず。

単語登録の魅力を広めよう!
ABOUT US
ヨス
データ入力のアルバイトをしていた20代のころ、頭を使わなくてもよい「単純作業」をいかに頭を使って効率化するかに情熱を燃やす。この経験から、自分が効率化に異常な関心があることに気づく。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)と『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。