「変換候補のある言葉」にあえて単語登録する

あえて変換候補のある「読み」に単語登録
ヨス

執筆者

ヨス(矢野洋介)
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)、『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。Yahoo!ニュースTech Team Journalでも執筆中、Schoo(スクー)講師

わたしは、このサイトで何度も何度もこう言っています。

ほかに変換候補のない言葉に単語登録しましょう

しかしながら、この法則は絶対ではありません。

ときには「変換候補のある言葉」に単語登録するほうがいい場合があります。

あえて「変換候補のある言葉」に単語登録するほうがいいのはどんなとき?

実は、あえて「変換候補のある言葉」に単語登録するほうがいいこともあります(参考:単語登録のやり方)。

ひとことで言うと、入力する文字を「選ぶ」ほうがいいパフォーマンスを出せる場合です。

使い慣れない言葉を相手によって使い分ける場合

まず、使い慣れない言葉を相手によって使い分ける場合です。

たとえば、新年のあいさつを取引先の人に送りたいときを想像してください。

「このあいさつ文を送ろう!」と明確に決まっていないことも多いですよね。

そんな場合は次のようにあけおめにいくつかのあいさつ例を登録しておき、選べると便利ですよね。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

  1. 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
  2. あけましておめでとうございます。
  3. 旧年中は温かいご指導をありがとうございました。
  4. 謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
  5. 新年おめでとうございます。
「あけおめ」の例

このように、使い慣れない言葉を相手によって使い分けるシーンでは「選べる」という状態が最適です。

ビジネスで使える単語登録の例はこちらもご参考に。

スマホで短い単語を登録する場合

そして、スマホで短い単語を登録する場合も、あえて「変換候補のある言葉」に単語登録したほうがいいです。

なぜなら、スマホでは「選ぶ」という作業があまり苦痛にならないから。

わたしは記号の「■」「□」「◆」「◇」の4つともんしに登録しています。

同じ「読み」に登録していても次のように表示されるので、選ぶのは苦痛じゃないのです。

  • んし
  • ンシ
☆123 
ABC空白
あいう改行
 ^_^、。?!
「んし」に辞書登録している例

もちろん、長い単語の場合は変換候補が表示されるところを圧迫するので競合と重ならないほうがいいですが。

なお、上の例でに登録している理由はふつうは言葉の頭にこない文字をくっつけて単語登録する方法をご覧ください。

ふつうは言葉のはじめに使わない文字

基本は競合しない「読み」に単語登録しよう

本記事では競合する「読み」に単語登録をする例を紹介していますが、基本は真逆です。

基本的にはほかの言葉と変換候補が競合しない「読み」に単語登録してください。

競合する変換候補をなくする方法

まとめ

本記事では、あえて変換候補のある「読み」に単語登録する方法を紹介しました。

特に、前述したように「使い慣れない言葉を選ぶシーン」では、いくつかの中から選ぶほうが便利ですよ。

著書の紹介

わたしは自他共に認める「効率化オタク」です。

そのわたしが、KADOKAWAさんから『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』という書籍を出版しました(おかげさまで重版もされました)。

この記事を気に入ってくれたなら、きっと満足していただけるはず。

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ABOUT US
ヨス
データ入力のアルバイトをしていた20代のころ、頭を使わなくてもよい「単純作業」をいかに頭を使って効率化するかに情熱を燃やす。この経験から、自分が効率化に異常な関心があることに気づく。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)と『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。