こんにちは! 単語登録エバンジェリストのヨスです。
単語登録は文字を入力するためだけに存在すると思っていませんか?
実は、情報を確認するときにも大活躍するのです。
本記事では「正しい答えを確認する」という単語登録のテクニックを紹介します。
このページの目次
「正しい答えを確認する単語登録」とは?
冒頭で「正しい答えを確認する単語登録」という言葉を使いました。
単語登録で答えを確認するとはどういう意味でしょうか?
正しい日本語が使えないと恥ずかしい
たとえば、ビジネスメールを書いているとしましょう。
次のような誤用をしてしまうと、相手に「この人は教養がないのだな」と思われてしまいます。
敬語の誤用例
本日、株式会社ピザ・クイテーナの社長が参られました。
「参る」は謙譲語なので相手に使うのは誤用です(「私が参ります」ならOK)。
ここでは「社長がいらっしゃいました」が正解ですが、敬語は複雑なので覚えにくいですよね……。
単語登録で「答え」を見られるようにする
そこで、次のように「答え」を単語登録をすればどうでしょうか?
単語登録例
- 参る(「行く」の謙譲語)→ ×参ってください 〇いらっしゃってください
- けいご;
けいご;と入力してSpaceキーを押せば、いつでも答えが見られるというわけ。
つまり、入力するためではなく、正しい答えを確認するために単語登録を活用するのです。
正しい答えを確認するための単語登録例
では、正しい答えを確認するための単語登録例を紹介していきましょう。
「敬語」を確認するための単語登録
まずは、先述した「敬語」の答え合わせをするための単語登録例を紹介します。
次のようにけいご;で変換すると複数の「答え」が出るようにしておくと辞書代わりになって便利です。
単語登録例
- 伺う(「尋ねる」の謙譲語)→ ×伺ってください 〇お尋ねください
- けいご;
単語登録例
- いただく(「もらう」「食べる」の謙譲語)→ ×いただいてください 〇お受け取りください/召し上がってください
- けいご;
「ら抜き/さ入れ言葉」を確認するための単語登録
動詞を活用させるとき「ら抜き言葉」と「さ入れ言葉」があります。
この確認ができる例を紹介します。
「ら抜き言葉」の例
本来は「食べられる」と書くべきところで「食べれる」にしてしまった表現を「ら抜き言葉」と言います。
ルールがあるので、それを登録しておけば確認できて便利ですよ。
単語登録例
- 【ら抜きチェック】(1)「ない」の形にする (2)「な」の前が「イ段/エ段」→「ら」が必要(例:食べる → 食べない → 食べられる)
- らぬき;
「さ入れ言葉」の例
本来は「休ませる」と書くべきところを「休まさせる」と書く誤用を「さ入れ言葉」と言います。
こちらも混乱する場合は、いつでもチェックできるようにしておくと便利。
単語登録例
- 【さ入れチェック】(1)「ない」の形にする (2)「な」の前が「ア段」→「さ」が不要(例:休む → 休まない → 休ませる)
- さいれ;
「漢字の使い分け」を確認するための単語登録
日本語には「工程/行程」のように、使い分けるときに頭を悩ませる漢字がたくさんあります。
それらに迷ったとき、答えを見られるようにしておくと便利です。
「工程/行程」の例
「工程」と「行程」のどちらかわからない場合は次のように登録しておくと、答えが見られます。
単語登録例
- 【工程】工事や製品など/【行程】旅行など
- こうてい
「制作/製作」の例
「制作」「製作」の場合は次のように登録しておくと迷いません。
単語登録例
- 【制作】映画や芸術品/【製作】商品・物
- せいさく
まとめ
今回紹介した単語登録は、特殊な使い方かもしれません。
でも、文字を入力できる環境ならいつでも簡単に呼び出せるというのは単語登録の利点です。
ぜひ、このテクニックを利用してパソコンライフを快適にしましょう!
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