漢字が覚えられないときは単語登録を活用しよう

読めない漢字を単語登録する
ヨス

執筆者

ヨス(矢野洋介)
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)、『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。Yahoo!ニュースTech Team Journalでも執筆中、Schoo(スクー)講師

どうしても覚えられない漢字、ありませんか?

たとえば「訃」や「已」のように頻繁に使わない漢字は、なかなか読み方が覚えられません。

そこで単語登録を利用するのはどうでしょうか?

本記事では単語登録を使って、覚えられない漢字を入力する方法を紹介します。

覚えられない漢字を単語登録するときのポイント

では覚えられない漢字を単語登録するときのポイントを、4つ紹介しましょう。

「¥」に単語登録する

覚えられない漢字は、次のようにに単語登録するのがオススメです。

単語登録例

これで「已」を入力したいときは、読み仮名がわからなくてもを押してSpaceを押せば入力できるようになります。

「¥」に単語登録して漢字変換した例

しかし、なぜに登録するのでしょうか?

わたしの場合は「お金を払って教えてもらう」というイメージでに登録しています。

なお、読めない漢字の例として出した「已」は「イ」と読みますよ。

後述していますが、iPhoneの場合は「 ☻ 」への辞書登録が便利です。

「読みがな」もいっしょに登録する

読めない漢字を単語登録するときの2つ目のポイントは、「読み仮名」もいっしょに登録することです。

たとえばこちらのようにしますよ。

単語登録例

  • 訃(ふ)

読みもいっしょに入れておく理由は、覚えるためです。

覚えてしまえば、に登録せずとも入力できますから。

部分を覚えているのなら「編」の名前で登録

もし、部分的に覚えている漢字の場合は、次のように「編」の名前で登録するのもオススメです。

単語登録例

  • 鮑(あわび)
  • さかなへん;

魚編の漢字なら、次のようにさかなへん;に登録し、選ぶようにします。

鮑(あわび)

  1. 鮑(あわび)
  2. さかなへん;[全]ひらがな
  3. 鰯(いわし)
  4. 鰍(かじか)
  5. 鰹(かつお)
  6. 鱚(きす)
「魚編」の単語登録例

この例でセミコロンを単語登録として使っている理由はこちらです。

単語登録にはセミコロンを活用しよう

むやみやたらに登録を増やさない

そして読めない漢字を単語登録するときの4つ目のポイントは、むやみやたらに登録を増やさないことです。

漢字の読みを覚え、この方法に頼らなくても入力できるようになれば登録を削除してしまいましょう。

に登録している文字が多くなりすぎると、探すのが大変になり作業効率が落ちますから。

変換候補の競合を避ける方法はこちらです。

スマホ(iPhone)の場合

スマホ(iPhone)の場合は、「 ☻ 」マークに登録するのがオススメです。

「 ☻ 」に辞書登録すると、「^_^」キーに出てくるようになります。

  • 已(イ)
  • 訃(ふ)
☆123 
ABC空白
あいう改行
 ^_^、。?!
「顔文字キー」の場所

詳しくは顔文字キーに辞書登録する方法をご覧ください。

【参考】読みがわからなくて漢字を入力できない場合は?

「読み」のわからない漢字をネットで見つけたときは、それをコピーして「検索」や「単語登録」ができます。

でも、パソコンやスマホ以外で見かけた「読めない漢字」を入力したいときはどうすればいいのでしょうか?

Google入力ツール」を使えば、手書きで漢字を入力できます。

使い方は次のとおり。

「Google 入力ツール」で漢字を入力
「Google 入力ツール」で漢字を入力

まずは、右上にある「Ω特殊文字」というボタンを押し、出てきたウィンドウ上で描きます。

あとは、表示された漢字のなからお目当ての漢字を選ぶと、Google入力ツールの入力欄にその漢字が入力されます。

その漢字をコピーして単語登録に使ってください。

まとめ

今回紹介した「覚えられない漢字」を単語登録する方法は、たまに使うけど覚えられない漢字に使います。

よく使う言葉なら覚えられるし、ぜんぜん使わない言葉なら登録する必要がありませんから。

この方法は便利ですが、先述したように登録する言葉を増やしすぎないように気をつけてくださいね。

アルファベット1文字に単語登録しようという記事も参考になります。

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ヨス
データ入力のアルバイトをしていた20代のころ、頭を使わなくてもよい「単純作業」をいかに頭を使って効率化するかに情熱を燃やす。この経験から、自分が効率化に異常な関心があることに気づく。著書は『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(KADOKAWA)と『読まれる・稼げる ブログ術大全』(日本実業出版社)。