文章をわかりやすくするために重要な記号が「カッコ」です。
「丸カッコ」「カギカッコ」「墨付きカッコ」などがありますが、重要なわりには「入力がめんどう」という問題があります。
本記事では、カッコの単語登録例を紹介します(参考:単語登録のやり方)。
このページの目次
「カッコ」を文章で活用しよう!
カッコを活用することで文章がいっきに読みやすくなります。
ではカッコを使っていない例と使っている例を見比べてみましょう。
カッコを使っていない例
こちらはカッコを使っていない例です。
使っていない例
本日から3日間、10周年記念感謝企画を開催します! なんと弊社の商品が一部の商品を除き全品25%オフに!
これだけを読む場合は、特に問題はなさそうに見えますよね。
カッコを使った例
では、カッコを使って同じ文を書き直しました。
使っている例
本日から3日間、「10周年記念感謝企画」を開催します! なんと弊社の商品が全品25%オフに!(一部商品を除く)
先ほどの文と意味はまったく同じですが、「カギカッコ」と「丸カッコ」があることで読みやすくなっていませんか?
実は、この2つのカッコには次のような利点があるのです。
- カギカッコ 「 」
「こんな感じ」で単語の境目を明確にし、視覚的に読みやすくしてくれる補助として使う。
- 丸カッコ ( )
「昨日( 2024 年 2 月 19 日)」のように理解度を高めるための補助として使う。
【ローマ字入力】「カッコ」を単語登録する例
「カッコ」を活用すると文章がわかりやすくなるということを説明してきましたが、入力がめんどうなのです。
たとえば「丸カッコ」だと、Shift+8というふうに2つのキーを押さなければなりません(参考:入力しにくい文字を単語登録する)。
「は1つのキーとして存在しますが、少し離れたところにあるためミスも多いです。
その問題を解決するための、ローマ字入力で「カッコ」を単語登録する例を紹介します。
「カッコ開き」の単語登録
まずは、「カッコ開き」の単語登録から見ていきましょう。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
「 | k | 「kagi(カギカッコ)」の略 |
( | c | 「( 」と「 C 」の形が似ているから |
【 | s | 「sumitsuki(墨付きカッコ)」の略 |
『 | k; | 「kagi(カギカッコ)」の略 + セミコロン |
どれもよく使うため、アルファベット1文字に単語登録しています!
この例のように単語登録の「読み」は言葉になっていなくても問題ないです。
実際にkを変換して「を入力するとこんな感じになります。
さきほどの例でセミコロンを単語登録として使っている理由はこちらです。
「カッコ閉じ」の単語登録
「カッコ閉じ」は、「カッコ開き」で登録したアルファベットを2連打するように登録しましょう。
こういうルールにすることで、覚えやすいし入力しやすいです。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
」 | っk (kk) | 「kagi(カギカッコ)」の略を2連打 |
) | っc (cc) | 「( 」と形の似ている「 C 」の2連打 |
】 | っs (ss) | 「sumitsuki(墨付きカッコ)」の略を2連打 |
』 | っk; | 「kagi(カギカッコ)」の略を2連打 + セミコロン |
単語登録するときは、上の例のようにっkのようになります。
実際にっkを変換して」を入力するとこんな感じになります。
そして「カギカッコ開き」と「カギカッコ閉じ」を連続で入力すると次のようにスピーディーになりますよ。
アルファベット2連打で単語登録する方法も参考になりますよ。
【スマホ】「カッコ」を辞書登録する例
スマホ(フリック入力)で「カッコ」を入力するときの辞書登録例を紹介します。
ほとんどのカッコは辞書登録が不要
「辞書登録例を紹介します」と書きましたが、基本的にスマホでのカッコの入力は辞書登録しなくても簡単にできます。
フリック入力での「カッコ開き」の入力
フリック入力で「カッコ開き」を入力するときは、やを左にフリックすればOKです。
☆123 | あ | か | さ | |
ABC | た | な | は | 空白 |
あいう | ら | 改行 | ||
^_^ | わ | 、。?! |
「カギカッコ」「丸カッコ」「墨付きカッコ」「二重カギカッコ」のどれもが選択できますよ。
フリック入力での「カッコ閉じ」の入力
フリック入力での「カッコ閉じ」は、やを右側に向かってフリックすれば入力できます。
☆123 | あ | か | さ | |
ABC | た | な | は | 空白 |
あいう | ま | 改行 | ||
^_^ | わ | 、。?! |
そのほかのカッコの辞書登録
カッコのなかには、やでは入力できないものもあります。
そういうものを入力する必要があるときは、辞書登録するといいでしょう。
わたしの場合、半角の「山カッコ」を使うことがあるので辞書登録しています。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
< | かたや | キーボードを「絵を描くための紙」に見立てる |
> | かはや |
「なんでこんなふうに登録しているの?」と思ったら、スマホのキーボードを十字キーに見立てる方法をご確認くださいね。
【参考】カッコに入った文字・数字の単語登録もオススメ
「【1】」や「(1)」のように「カッコに入った文字」や「【 例 】」のように「カッコに入った文字」も単語登録しておくと便利です。
詳しくは、「カッコに入った文字・数字」の単語登録例をと確認くださいね。
まとめ
今回はカッコを単語登録する方法を紹介しました。
先述しましたが、カッコを文章で使うことでわかりやすさが桁違いになります。
ぜひ、文章を読みやすくするためにカッコを使いこなしてくださいね。